ポーセラーツ 窯(電気炉)の空焚きについて

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今回の記事は、ポーセラーツでは欠かせない窯(電気炉)の空焚きについてです。いざ窯(電気炉)が届いてもすぐに作品の焼成はできません。空焚きという作業が必要です。私が実際に行った手順を写真を使って詳しくお伝えします。※電気炉はペインターズキルンSVを使用しています
空焚きとは
購入後の電気炉には湿気や不純物が多く含まれています。
そこから発生する臭いや煙をぬけきらせるために、作品をいずれに焼成することを「空焚き」といいます。
「空焚き」は2回連続して行います。1回目の空焚きから2回目の空焚き終了まで約28時間かかります。ある程度放置できますが、余裕のある日に行いましょう。
空焚きの前に準備しておくこと
まず付属品の棚板に離型剤を塗って良く乾燥させる必要があります。
筆と入れ物を用意します。(100均の筆は筆の毛が沢山抜けるのでダメです!入れ物は計量カップにしました)
塗った状態でしばらく放置。
空焚きは2回連続して(1回目の空焚きの温度が40度以下に下がってから)行わないといけないのでかなりの時間を使います。
ほったらかしでも大丈夫なんでしょうけど、ガス抜き栓をセットしたり、Enterキーを押したりと途中作業があるので在宅しながらの作業になりました。
感想
- 冬場だったのでずっと換気しながらの作業は寒い
- 臭いはそこまでしませんでした。音はしますが別の部屋にいたら全く聞こえないレベル。同じ部屋だと気になるかも。
- そんなにビクビクしなくても大丈夫でした(作業は簡単です)
空焚き2回目スタート
翌朝am5:30 1回目の空焚きの温度が18度まで下がる→ 2回目の空焚きスタート→450度に達したらガス抜き栓をセット。
am8:00 820度に到達(二回目は820度で焼成)
pm7:00 35度まで下がる。終了。
感想
- 1回目の空焚きから2回目の空焚き終了まで約28時間…時間にすると1日以上かかり大変なようですが、2回目は慣れた事もあり、ほとんど放置できました。
- 焼成ラック(三角棚)は500度での空焚きが必要なので続けて焼成すると次回からの作品焼成がスムーズになります。
いかだでしたか?初めての焼成は誰でも不安です。でも操作は簡単ですので落ち着いて作業すれば大丈夫です。それでもわからない場合は購入先に問い合わせるか、先生に聞きましょう。